ありがとう。
今回は少し小豆島のことを書きます。
この仕事をする少し前に、色々と仕入先や小豆島のことを調べ出していた頃の話。
醤油やそうめん、オリーブオイルの他に何か特産品みたいなものがあるのか?
と、色々と調べていました。
醤油粕を使って栽培するトマト「醤トマト」や、オリーブの搾りかすを食べて育つ牛「オリーブ牛」や「オリーブハマチ」など
探せば色々とありました。
そんな中、小豆島に長命草という草がある事を知りました。
この長命草、沖縄や喜界島などの島で育っている草で塩生植物という海の近くなど、植物にとって結構厳しい環境で育つ草らしく
その栄養価はかなり高く「一株食べれば寿命が一日延びる」と言われることから長命草と呼ばれるようになったらしいです。
「へ~。そんな良いものがあるのか。。」
当時はその程度の認識で、小豆島でも加工された食品などが販売されているようでした。
念のためと思いそれぞれ加工販売している先に連絡を取ろうと試みましたが
どこも留守で結局連絡がつかないまま、これからの事業のため優先的に醤油会社やオリーブオイルの会社などに連絡を取り、新規取引できるよう全力で動いていました。
そんな中事業が始まり日々あわただしく過ぎていく中で、お世話になってる小豆島にいる親戚のおばさんと電話で話す機会があり
この長命草について聞いてみたところ、この長命草はプロジェクトとして官民で動いているという事でした。
そこでプロジェクトをけん引する代表の方とアポを取れるように動いてくれました。
名刺をいただく事となり連絡。
プロジェクト代表の河端様は気さくな方で、アポイントを快く受けていただきました。
この時点で実は長命草の事は何もわかっていませんでした。
(失礼なことをしてしまいすみません。。)
アポイントを二週間後に控えた5月某日、別の商談のため小豆島に行った際、河端様も小豆島に来ているという事で
急遽小豆島商工会の事務局長を交えて合う事となりました。
プロジェクト代表と商工会の事務局長。
どんなもんかな?
と少し緊張しましたがやっぱり気さくな方で
色々と教えていただき、長命草を取り扱うことになりました。
でも、この長命草をどうやって多くの方に知ってもらおうか?
前職の時もそうでしたが、モノは良い。あとはどうやって知ってもらうか?が大変。
プロモーションですね。
現在も色々とアイデアを出して話し合ったり、試行錯誤したりとしています。
また改めてFACTORY編で書こうと思いますが、現在「からだにやさしくて美味しい」を
ブレずに良いものを研究開発中です。
お楽しみに。
この話、まだ先があって
この「しょうどしま長命草」、私がサンプルでいただいたのは袋に入ったパウダー状のものでした。
そのまま食べても特に苦みがあったりまずかったりというわけでもなく、抹茶粉末に近い味と香りでした。
そうめんに練りこんだものやクッキーに練りこんだお菓子、お茶にして飲んだりと色々あります。
そして、代表に引き合わせてくれた親戚のおばさんと話してた際に教えてくれたのですが
2016年頃に数軒の農家さん有志が「しょうどしま長命草の会」を結成されました。
耕作放棄地の増加、農家の高齢化、獣害被害の拡大・・・
島を取り巻く厳しい現実を変えるべく取組を始めたそうです。
その立ち上げ有志の一人が親戚のおばさんの旦那さんです。
そうです。
私の親戚の叔父さんでした。
私が小さい頃、両親と島に行った際よく将棋をしてくれたり、夏休みずっと島にいた頃は早朝ソフトボールに連れて行ってくれたりと
優しい叔父さんでした。昨年お亡くなりになってしまいました。
この話を聞いて後に引く事はもちろん、広めないわけにはいきません。
「からだにやさしくて美味しい」をこのしょうどしま長命草で実現しようと思います。
進捗はまた報告します。
ありがとう。
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